日本で唯一、年間を通して牡蠣を収穫することができる厚岸町。
厚岸の特徴的な気候や自然の恵みで美味しく育った牡蠣は、まさに絶品です。
道東に旅行に来ることがあればぜひ寄ってみてほしい!!
本記事ではそんな厚岸の牡蠣について紹介します。
- 牡蠣についてのよくある疑問
- 厚岸の牡蠣の特徴
- 厚岸の牡蠣を食べれる場所・お取り寄せ先
- 牡蠣のおすすめの食べ方
牡蠣ってこんな食材
牡蠣の栄養とは?
「海のミルク」と呼ばれている牡蠣は、亜鉛・鉄分・銅などのミネラル類、ビタミンB12のビタミン類、グリコーゲン、タウリン、カルシウム、マグネシウムなど身体に嬉しい栄養をたくさん含んでいます。
牡蠣に含まれる主な栄養。
牡蠣のグリコーゲン含有量は冬の方が夏よりも10倍位多いんだって!
牡蠣の旬はいつ?
牡蠣には真牡蠣と岩牡蠣の2種類があります。(一般的にスーパーで売られているのは真牡蠣)
真牡蠣の旬は冬で、最も美味しい時期は12月~2月です。逆に岩牡蠣の旬は6~9月の夏頃となっています。
Rのつかない月に牡蠣を食べるな?
「”R”のつかない月には牡蠣は食べるな」って言葉を聞いたことがあるんだけど…
これは英語で表記したときにスペルに”R”がつかない月「5月(May)・6月(June)・7月(July)・8月(August )」に牡蠣を食べないほうがいいという意味。
- 昔は冷蔵保存技術が未熟だったため夏場に傷みやすい牡蠣を食べないほうがいい
- この時期は旨味成分を含む栄養素を産卵で使い果たしてしまっているので味が落ちるから
など、こういった説から生まれた言葉のようです。
加熱用と生食用の違いは?
牡蠣の『生食用』と『加熱用』の違いは、細菌数の違いです。
生食用牡蠣は、細菌数が少ないとされる指定海域で養殖された牡蠣or浄化加工された牡蠣になります。
生食用=鮮度が高いというわけではないよ!
浄化加工される際に2~3日間断食のような状態になり、身がやせて水っぽくなってしまう場合もあるようなので、加熱調理に使う目的ならば加熱用を購入するのがベストです。
厚岸の牡蠣の特徴
アイヌ語で“かきの多い所”という意味の「アッケケシ」が由来とされる厚岸町(あっけしちょう)。
厚岸では夏でも寒流の影響で海水温が上がりにくい海域があり、そこを使って牡蠣の成熟をコントロールします。その結果、秋や冬以外の時期でもおいしい牡蠣を提供できるのです。
水温が低いと牡蠣の成長が遅くなり、本州以南の水温が高い地域に比べてゆっくりじっくり育ちます。
長い時間、栄養を取り続けることで大きく成育する!
じっくりと栄養を蓄えながら育ち、厳しい冬を経験するので旨みが凝縮され、身もふっくらと育ちます。
厚岸の牡蠣「マルえもん」「カキえもん」「弁天かき」
厚岸のブランド牡蠣は「マルえもん」「カキえもん」「弁天かき」の3種類あり、それぞれ特徴が違います。
マルえもん:稚貝を移入し厚岸海域で1~3年程度育成させた牡蠣。牡蠣特有の磯臭さが少なく、身がたっぷり詰まっている。
カキえもん:採卵・受精・飼育・育成を厚岸で行った完全養殖の牡蠣。やや小ぶりですが、旨みが凝縮されている。
弁天かき:平成28年より販売が開始された厚岸の新ブランド牡蠣。帆立の貝殻に厚岸で生まれた稚貝を多数付着させて1年程度育てたあと、帆立貝殻から外して籠に移し、籠の中で自由に海流に揺られながら1年~3年程度育てたものです。濃厚な味で、 身が締まっている。
実際に食べ比べしてみると、大きさや味の違いがわかりやすいです!
どの牡蠣も美味しいんだけど、個人的には小ぶりでも味がしっかりしている『カキえもん』が一番好き
厚岸の牡蠣はどこで買う?
道の駅コンキリエ
道の駅満足度ランキング、飲食部門13年連続ナンバーワンの『味覚ターミナル コンキリエ』(北海道じゃらん2023年より)
建物内にあるレストランでは厚岸の牡蠣を楽しむことができます。
近年ではウイスキー作りにも力を入れてる!
コンキリエは売店もあり、厚岸のオリジナル商品などを購入することができます。
牡蠣醤油を買ってみたんですが、牡蠣の風味がしっかり生きていて美味しい。
普通のお醤油より、色が少し薄くて味も上品。だし醤油のような感じです。
厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ
道の駅・コンキリエから車で5分程度の場所にある厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ。
広い屋内には牡蠣以外の海産物や、加工品なども陳列されています。
購入品を配送することもできるので、すぐに自宅に持ち帰れない場合でも安心です。
ネットでお取り寄せ
厚岸の牡蠣はお取り寄せで購入することが可能です。上記のエーウロコのホームページからや、ふるさと納税の返礼品でも◎
牡蠣のおすすめレシピ
生牡蠣、焼き牡蠣、蒸し牡蠣、オイル漬け、カキフライ…色んな食べ方ができる牡蠣。
家庭で食べるなら、加熱して食べるのがおすすめです。
処理が大変そうと思う方もいるかもしれませんが、意外と簡単なのでぜひやってみてください。
剥き牡蠣のパックなどを購入した場合は、オイル漬けにしちゃいます。
リュウジさんのレシピは肯定も少なくてわかりやすい◎
実際に作ってみましたが、工程はほぼこれだけ。
オイル漬けはそのまま食べても美味しいし、牡蠣のクリームパスタなどにするもの好きでよく作ります。
まとめ
道東に訪れたときには、道の駅・コンキリエで食事をするのがおすすめ。
漁協エーウロコで購入して郵送することもできるのでお土産にも◎
現地に来れない場合は通販や、ふるさと納税で購入することもできます。
年間を通して楽しむことができる厚岸の牡蠣、ぜひ食べてみてくださいね!