私は20年以上暮らした地元の東京を離れ、北海道に移住して5年目になります。(2022年時点)
東京に暮らしていた頃、北海道に移住することを親しい友人や職場の人にするとほとんどのひとは
「北海道に引っ越す?!よく決断したね!」というリアクションでした。
移住してきてから「地元を離れて大変だな」と思うことはあるものの後悔したことはありません。
本記事では
- 地元を離れて大変だと思ったこと
- 地元を離れてよかったと思うこと
- 地元に帰りたくなったときの対処法
をご紹介します!
- これから地元を離れるひと
- 地元を離れて暮らすメリット・デメリットを知りたいひと
- 地元に帰りたくなったときの対処法を知りたいひと
地元を離れて大変だと思ったこと
地元を離れて大変だと思ったことは2つあります。
- 子育ての手助けをしてもらえないこと
- 気軽に帰れないこと
私が移住した翌年に長女が生まれました。今現在は、2児の母です。
子育ての手助けをしてもらえない
地元を離れて暮らしていて、大変だなぁと感じたのは主に子育てが始まってからでした。
仕事を始める前は、24時間子供と一緒。日中はほぼ2人っきり。
これがなかなかしんどかった…。
自分の時間を持ちたくてもなかなか作れないし、体調不良のときも自分がやるしかない。
でも実家が近くにあったら、子供をあずけたり、手伝いに来てもらったりできたのかなと思いました。
仕事が始まってからも、子供の急な体調不良でお迎えに行かなければならないとき、対応するのはいつも自分。
子供の体調不良で職場をお休みすることは多いです。
小さい子供はしょっちゅう風邪をもらってくるので、月の半分くらい休んでいたこともあります。
休みが多くなってしまうことに理解のある職場でなければ続けられません。
実家が近い友人が、子供の体調が悪いときは代わりに面倒をみてもらっているという話をきくとうらやましく感じます。
気軽に帰れない
地元とは飛行機で移動する距離なので、気軽に帰ることができません。
移動時間は片道3時間もかかりますし、金銭面的にも難しいです。
頻繁に帰れないので、地元の友人と会いたいなとか、親にもっと子供たちと会わせてあげたいなとか寂しさを感じるときがあります。
移住してからもママ友はできますが、幼いころからの友人と遊ぶのとではやはり違うところはありますよね。(安心感というか)
両親に子供をたくさん抱っこしてあげてほしいと思っても、遠方だと難しいところです。
私の場合、移住先になじめないなど、移住先に対しての問題はありませんでした。
それよりも、地元にいる実家や友人と離れることで手助けがしてもらえなかったり、会えないことが寂しいというようなデメリットが大きかったです。
地元を離れてよかったこと
地元を離れてよかったと感じたことは3つあります。
- 両親や友人との時間を大切にしようと思えること
- 移住先に遊びに来てもらえること
- 新しい出会いがあること
両親や友人との時間を大切にしようと思える
結婚する前に実家にいたころは、両親と些細なことで揉めることがよくありました。
しかし、簡単に会えない距離なったからこそ、久しぶりにあう時間はお互いが気持ちよく過ごせるように適度な気遣いがあるように感じています。
友人とも、久しぶりに会うおかげでお互いにテンションが高いし、話のネタもたくさんあって盛り上がれます。
頻繁に会えないからこそ、ただ会って話をしただけでも特別な思い出になりますよ。
移住先に遊びに来てもらえる
両親や友人が移住先に遊びに来てもらったときに、観光案内をすることができます。
移住すると、現地のひとのおすすめの場所とか穴場スポットに詳しくなるんですよね。
地元からきた家族や、友人にガイドブックにのっていない穴場などを教えてあげると喜ばれます。
私が暮らしているのは北海道の道東エリアですが、面白い場所がたくさんありますよ。
新しい出会いがある
ずっと地元にいたら出会えなかったひとたちに出会えるのも、地元を離れてよかったことです。
人との出会いって人生を豊かにしてくれると思うんですよね。
きっと地元にずっと住んでいたら経験できなかったこと。
地元で落ち着く人たちと共に過ごすのも、もちろん素敵なことですが、新しい人間関係を作っていくのも楽しいですよね。
地元から離れると、実家や友人の存在のありがたさを改めて感じることができます。一緒に過ごせる時間はたくさんの感謝を伝えたいです。
地元に帰りたくなったときの対処法
「地元に帰りたい…」という気持ちになったときの対処法は2つあります。
- 移住を決意したときのことを思い出す
- 地元に帰省する、遊びに来てもらう
移住を決意したときのことを思い出す
私が地元を離れ、北海道に移住したきっかけは夫と結婚したこと。
夫と私は性格や趣味、好きなものが全く違っていて共通点が少ないんです。
でも不思議と一緒にいて落ち着く相手なんですよね。
どこで暮らすかより、誰と暮らすか
自分の中で優先すべきことはなにかがはっきりしていたので決断することができたんだと思います!
そして決めたのはすべて自分の責任。
そう思うことで後悔しそうになっても自分を納得させることができます。
移り住んですぐは暮らしに慣れないし、知り合いもいない状態。
地元が恋しくなるのは当たり前なので、とりあえず1年間過ごしてみて「限界!」と思ったら帰ってくるのもありという気持ちでした。
甘えた考えのようにも思えますが、逃げ場があると思うと意外と頑張れたりするものです。
私たち夫婦は今の土地が気に入って家も建てた今でも、やっぱりまた地元に戻りたいなと思ったら家を売って帰ればいいやってくらいの気でいます。
地元に帰省する、遊びに来てもらう
一度、地元に帰省したり、遊びに来てもらうとそれだけで満たされることもありますよ。
帰省したあと家にかえると「なんだかんだ、自宅で家族と過ごすのが落ち着くな~」なんて思ったりします。
遊びに来てもらった直後に寂しい気持ちになることもありますが、不思議と「地元に帰りたい」っていう気持ちはおさまるんですよね。
たまにガス抜きで地元に帰ることも必要です。
まとめ
地元を離れて生活すると、子育てで手助けが受けられなかったり、帰省にコストがかかるという面では大変。
一方で、地元のありがたさを再確認できたり、新たな出会いがあるという良い面もあります。
地元に帰りたくなった時は、自分で決めたことだという気持ちを思い出したり、たまの息抜きに地元に帰りましょう。
地元は離れていても、なくなるわけではないので、心のよりどころとして日常をすごしています。